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鶴の湯温泉

つるのゆおんせん

  • 宿泊施設

〒014-1204 秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢国有林50

  • 鶴の湯温泉 混浴露天

  • 夕食一例 

  • 夕食一例

  • 山の芋鍋

  • 混浴露天風呂

  • 白湯 男性側

  • 混浴露天風呂 

昔ながらの湯治風景

鶴が入浴しているのをマタギが発見したので「鶴の湯」と名付けられたという。この温泉は藩主の佐竹公が入浴した名湯である。田沢湖から田沢高原を通って、八幡平の南にそびえる乳頭山麓へ向う。この辺りは乳頭温泉郷と呼ばれ、鶴の湯を始めとして素朴な一軒宿が点在し、秘湯探勝にはもってこいのところ。自然の中の旧態依然とした湯治風景は、時代の歯車がとまっているのかと思うほどである。
先達川の支流、湯沢渓流ぞいの紅葉も見事な10月半ば、バス停から鶴の湯へのススキの原をのんびりと歩いてみた。やがてカヤ葺きの屋根がみえ、どっしりと風雪にたえた建物が見えてきた。さっそく温泉をどうぞ…と主人の佐藤さんに勧められるままに、白湯の内風呂二つと、黒、白湯各二ヵ所、そして中の湯とハシゴ湯を楽しんでみた。かつては11月中旬から翌年の4月までは営業を閉鎖せざるを得なかった、という自然条件だからこそ、古い経営方法が残ったのだろうか。二つある露天風呂に交互に入って、すみ切った星空をながめていたら〝こんばんわ〟と声をかけて無雑作に外国人が入って来た。秘湯も国際交流の一翼をになっているのかも知れない。

源泉について【前田眞治先生コメント】

ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性中性温泉) 源泉温39.7℃でありややぬるく感じられるかもしれないが、源泉のままでも入浴できる適温の自然湧出の浴槽の下から湧いている温泉である。含有成分は2361㎎/kgであり陽イオンがナトリウム68%、カルシウム20%、陰イオンが塩素イオン49%と炭酸水素イオン33%と塩類泉としての温熱効果が期待でき、入浴後早期に温まり、出浴後もいつまでもポカポカと保温される温泉である。この効果により肩こり・腰痛・膝痛・神経痛などに効果が期待できる。

含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)(低張性中性高温泉) 源泉温45.1℃であり、わずかな時間の放置でそのまま入浴できる温泉である。含有成分で塩類は含有量2619㎎/kgで成分の割合も太白の湯や滝の湯と大差はない。この源泉の特徴は温泉特有の硫化水素(遊離硫化水素13.7㎎/kg)のにおいを感じられることと、遊離二酸化炭素が284.7ppm(㎎/kg)含まれ硫黄泉(硫化水素型)と炭酸泉の双方の効果が塩類泉の効果に加えて期待できるところであり、皮膚表面の血管拡張効果のために皮膚周辺の血行が良くなり冷え性や末梢循環障害への効果が期待できると考えられる。

すべての源泉が自然湧出であるが湧出量はさほど多くなく貴重な温泉として使っていただきたい。

日本温泉科学会会長、日本温泉協会副会長(学術部委員長)、国際医療福祉大学大学院 教授 前田眞治

温泉情報

適応症 きりきず, 自律神経不安定症, 皮膚乾燥症, 不眠症, 末梢循環障害, 冷え性
浴槽 内湯: 8 露天: 2
湧出量
温泉使用量(リットル/分) 280
源泉温度(度) 60
加水・加温・減温の有無 加水あり
泉質 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉、他
利用形態 源泉かけ流し
温泉情報備考 泉質の異なる4つの源泉があり
白湯 黒湯 中の湯 滝の湯
と名づけられている

冬季は滝の湯(打たせ湯は休みです)

施設情報

建物
木造 1階建(一部2階建)

施設設備

エレベーター
×
冷房
×
暖房
トイレ
洋式
ウォッシュレット

客室数

露天風呂付
0 室
バス・トイレ付
0 室
トイレ付
16 室
トイレ無
19 室
合計
34 室

アメニティ

ボディソープ
ドライヤー
歯ブラシ・歯磨き粉
石けん
バスタオル
浴衣
髭剃り
シャンプー
リンス

身障者用施設

客室対応
×
車椅子対応
×
トイレ対応
×

ご利用案内

施設名 乳頭温泉郷 鶴の湯温泉
住所 〒014-1204 秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢国有林50 [→MAP]
営業期間 通年営業
標準宿泊料金 11,040円〜23,250円 1室2名様 朝夕食付サ込税込の1名料金
1名様の予約
標準チェックイン時刻 15:00
標準チェックアウト時刻 10:00
夕食食事場所 部屋及び食事処
朝食食事場所 広間及び食事処
クレジットカード VISA、MASTER
携帯電話送受信
ペット ×
日帰入浴
 日帰入浴営業時間
 日帰入浴大人料金(税込)
 日帰入浴子供料金(税込)
 日帰入浴昼食

10:00 〜 15:00
700円
300円
湯治対応
ご利用案内備考