〒509-3111 岐阜県下呂市小坂町落合2383

星降る里　手つかずの自然と源泉かけ流しの湯

霊峰「御嶽山」は、長野県と岐阜県の県境にそびえ、標高3000メートルを越えるわが国の21の高峰のうちの一つで巨大、かつ広大な独立峰である。裾野に広がる六つの自治体からそれぞれ登山道があり、飛騨小坂口登山道の起点となる、標高1800メートルの高所に湧いているのが濁河（にごりご）温泉である。古くより登山者に親しまれ、通年営業の高所温泉として知られており、霊峰御嶽山の広大な裾野で、原生林が生い茂る豊かな大自然に恵まれ、秘湯ムードが漂っている。
明治20年ごろより温泉地として開発され、現在は9軒の温泉旅館と市営の日帰り入浴施設がある。「朝日荘」は、昭和45年の開業であるが、平成6年に全館改築され現在に至っている。高地ゆえに夏でも冷房とは無縁であったが、改築に際し全館床暖房に切り換えられ、厳寒の冬期も浴衣姿で快適に過ごせるようになっている。
温泉は毎分250リットル湧出する自家源泉と、泉質の異なる共同源泉から50リットルを引き湯し、加水も加温もすることなく、２種類の源泉100％のかけ流しが利用できる。
季節ごとに最も美味な山国の食材を中心に仕入れ、真心を込めた調理、朝食には必ず名物の朴葉みそをつけ、おもてなしをモットーに営業されている。
星降る里と言われる濁河温泉の澄み切った空と手付かずの自然、源泉かけ流しの名湯で寛ぎの時をお過しください。

ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉（低張性中性高温泉） 源泉温53.5℃と少し時間を置けば入浴するのに適温になる温泉である。含有されるイオンはナトリウム43％・カルシウム28％・マグネシウム24％の順で多く、陰イオンは炭酸水素イオンが50％と半分、硫酸イオンが34％、塩化物イオンが15％と多くのイオンが中等度以上含まれ塩類泉を形成している。その合計含有成分2087㎎と塩類泉の効果は十分期待できる濃度である。そのため入浴後早く温まり、出浴後もいつまでもポカポカした保温効果が期待できる。この温熱効果から肩こり腰の痛みなどの筋肉痛や神経痛などの除痛効果が期待できる。血液循環も改善されることから冷え性・末梢循環障害などにも有用である。加えて遊離炭酸濃度が460ppm(㎎/kg)と比較的高濃度で含有され53.5℃の源泉温であれば高濃度の炭酸泉の血管拡張効果などが期待でき、塩類泉の温熱作用に加えての血液循環の改善が見込まれ手足の血行改善などに効果をもたらす。pHは6.6とほぼ中性であり温和で入浴しやすい温泉である。加えてメタケイ酸が275㎎/kgと比較的多く含まれ皮膚細胞の増殖効果も期待でき肌のリフレッシュ効果も期待できる。

日本温泉科学会会長、日本温泉協会副会長（学術部委員長）、国際医療福祉大学大学院　教授 前田眞治

ロビーや廊下は畳敷きになります。自家源泉の熱を利用した床暖房になっており真冬でも浴衣姿で快適にお過ごし頂けます。高所のため真夏でもクーラーなしで快適にお過ごし頂けます。
全館禁煙になっております。1階と2階に喫煙スペースがあります。
ラウンジにてコーヒーや紅茶がセルフ（無料）にてご利用頂けます。
女性はお洒落浴衣（500円）がお選び頂けます。