〒377-0814 群馬県吾妻郡東吾妻町大字松谷2432

女性好みのスベスベした湯

吾妻渓谷に近い場所なのに「川中温泉」を知る人は少ない。草津街道から山合いに2㌔ほど入った一軒宿だからだろう。
と共に、この付近で温泉といえば、四万、草津へといった時代が長く続いたせいかもしれない。
宿は12室のこぢんまりした温泉で、家族で営んでいる。
従って料理も家庭科理で、都会人にはことの外喜ばれているようである。
特に若主人の作る「おっきりこみ」は、まさにふる里、上州のおふくろの味を受け継いだものである。
温泉は前の渓流、がんが沢の底から湧いている。渓流沿いの露天風呂からの緑と水音の自然味はたまらない。
このお湯で肌をこするとスベスベして気持がよいと思ったら日本三美人の湯の一つだとか。
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カルシウム-硫酸塩泉（低張性アルカリ性温泉） 泉温34.2℃と源泉のままではややぬるいと感じるpH8.6のアルカリ性の温泉である。
陽イオンはカルシウムが89％と多くカルシウム塩類泉と考えられる。他はナトリウムがあるがわずかである。陰イオンは硫酸イオンが97％でほとんどを占める。塩素イオンは2％以下である。塩類泉（カルシウム-硫酸塩温泉）のため早く温まりやすく、冷めづらい温泉である。アルカリのために3～5分程度で、皮膚表面の角質や皮脂が石けん効果で溶かされスベスベに感じられ、いわゆる美肌の湯と考えられる。
ゆったり入ることで温泉から受ける刺激も少なく、ストレス解消やリラックス効果など、心理的効果の良好な温泉と考えられる。また温まりやすく冷めづらい温泉の熱の効果から肩こり・腰痛・膝痛などの関節痛・神経痛などに効果が期待できる。
日本温泉科学会会長、日本温泉協会副会長（学術部委員長）、国際医療福祉大学大学院　教授 前田眞治

〇ドライヤーは一部客室内と共同洗面所内で対応しております。
〇冷房は扇風機　暖房はファンヒーターとなります。