〒989-6832 宮城県大崎市鳴子温泉字星沼20-9

三つの露天風呂が楽しめる

紅葉の名勝、鳴子峡を少しすぎると中山平温泉。
300年という歴史をもつ温泉だが、鳴子の知名度と比べると知らない人が多い。
それだけ静かで落ち着けるということである。
知る人ぞ知る隠れ湯といった所。
琢ひでは平屋建ての16室という瀟洒な建物なのがよい。
温泉が豊富な場所だけに、露天風呂が三つもあるというぜいたくさである。
化粧水に入っているような気分のお湯は、肌がぬるぬるする名湯で女性には特に人気があるようだ。

含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉（低張性アルカリ性高温泉） 泉温90.8℃と高温泉
ｐH8.9 とやや強いアルカリ性泉。
陽イオンはナトリウムが96％でほとんどを占める。
陰イオンは炭酸水素イオンが40％で炭酸イオンが16％、硫酸イオンが23％で炭酸水素イオンと硫酸イオンで多くの部分を占める重曹と硫酸ナトリウム塩の温泉といえ、アルカリ性と保温系の硫酸ナトリウム塩の温泉である。遊離硫化水素がわずかに含まれ温泉特有の卵の腐ったような硫化水素臭のただよう温泉である。
この温泉の特徴は重曹泉としてのアルカリ性泉で入浴後数分で皮膚表面の角質や皮脂が溶かされ、スベスベの肌になる温泉である。硫化水素の血管拡張効果で広がった血管に多くの湯からの熱が入るために早く温まり、さらに出浴後は硫酸ナトリウムの塩が肌に結晶化して膜のようになり保温効果をもたらす。スベスベの美肌効果と、早く温まり保温するといった特徴を持ち、かつ温泉情緒のある硫化水素臭がただよう温泉である。
温泉の効果としては、アルカリ性泉による美肌効果、硫化水素による血管拡張作用での体温早期上昇効果に加え、硫酸ナトリウム塩による保温効果で、肩こり・腰痛・膝痛などの疼痛性疾患の痛みの軽減などがある。硫化水素はあるが温泉に溶け込む成分は少なく、出浴後はそのままで真水などで洗い流さず、そのまま水滴を拭いて衣服を着るといつまでもポカポカする保温効果を実感できると思われる。 日本温泉科学会会長、日本温泉協会副会長（学術部委員長）、国際医療福祉大学大学院　教授 前田眞治

全室ウォシュレット完備
全室羽毛布団
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